kuriyaの日本茶教室へ
家からで車で5分位のところにあるチョープロというプロパンガスの会社が経営するkuriyaの日本茶教室に参加してきたよ。
生徒は4人しかいないので初めは緊張したけど、途中から和気あいあいに♪。日本茶の入れ方と日本茶の種類など、知らないことばかりだった。
日本茶には蒸し製茶と釜炒り茶があり、国内でもっとも生産量が多いのが蒸し製茶で日本茶の約8割を占めているんだって。…初めて聞いた~。
蒸し製茶(左)は、摘みたての茶葉を蒸気で蒸し、酸化をとめた「発酵させない」お茶です。何工程もかけて丁寧に揉むことで茶葉が細くよれているのが特徴で、成分が抽出されやすくなります。江戸時代に京都宇治で、永谷宗円(そうえん)→のちにお茶漬けの永谷園になる。が草案した煎茶製法です。
釜炒り茶(右)は、直火にかけた高温の鉄釜に新芽を入れて炒り、揉みながら乾燥させたお茶です。中国人から伝えられたといわれ、九州地方で飲まれています。味は渋み・苦味が少なくすっきりとした味わいなので何杯でも飲め、脂肪の多い食事に適しています。
お湯を入れたらグルグルと急須を回してはいけないんだって。早く出るように回してた!お湯を入れたら1分待って、少しずつ手首のスナップをきかせて注ぎわける回し注ぎで入れるんだって。どぼどぼ入れてたぁ~…。
次に玉露茶。茶摘みの約20日前ころの新芽の時期に、茶葉に日よけの黒いネットや藁などで多い、直射日光を遮った日陰で育てたもの。うまみ成分をたっぷり含み、独特の甘みを持った茶葉です。
贅沢な高級茶なので、今回は贅沢に頂きましょうということで、一般家庭ではなかなか飲まないであろう作法を教えてもらいました。
「玉露をすすり茶で飲む」(300年前の作法と言われている)方法。…初めて見るけど贅沢~。
湯のみに茶葉をいれ、適温にしたお湯(1人分35ml)を茶葉のまわりに静かに注ぐ。そして2分待つのじゃ。2分たったら蓋をしたまま茶碗を傾け、そこから流れ落ちてくる玉露のしずくを舌の上に転がす… (ここは先生の表現)
玉露の甘く、まろやかで複雑な味わいが凝縮された一滴を昔の人は時間をかけて楽しんだのですね~。忙しい現代ではなかなかこうやってお茶を楽しむことはないけど、たまにリセットするのもいいかも。
うちは引っ越しの時に、急須とかいらないよなぁ、とか言って長崎の家に持って来ませんでした。多分福岡においてある段ボールの中に眠っていると思います。だからお茶を飲む時は、恥ずかしいですけど茶こしでささっと入れて飲んでます…許してね^-^.
さて、飲み終えた玉露の茶葉は柔らかいため、ポン酢しょうゆをかけて頂きます。
お茶菓子は香川県で作られた讃岐和三宝糖を頂きました。夏らしい型ですよね。
今回日本茶教室に行って、お茶ってこんなに甘いもの?と実感しました。今までただ入れてただけだし、お茶も適当に買ってたのでこれからは正しい飲み方で日本茶を飲もうと思いました。
その前に急須を見つけなくては…。
素敵な言葉だと言っていた先生の友達の言葉がありまして、引用させていただきます。
四季の変化が美しく、その違いのはっきりとある日本で、季節のものを愛でながら生活すること、雪見も、桜も、新茶も、旬のものを愛でる生活は当たり前でありながら、実はとても贅沢なことなのです。
ちょとしたそのへんの、草花葉っぱ日本の四季を感じながら見て楽しんだら心おちつくよ。日本茶を楽しむ会よかったね。一度お香をかぎわけてごらん。茶こぼしその他ふくおかにありますよ。
日本人なのに日本茶の作法を全く知りませんでした…。(はずかしい)でも、お茶の本当のおいしさを知ったので、ぷちソムリエみたいになろうかと思います。