南山手へ。ロバートウォーカー邸
絶景を見た後は、グラバー園には入らずに、ロバートウォーカー邸で休憩。南山手27番館とよばれるここは、元治元年(1864)から慶応元年(1865)に建てられた居留住宅。斜行エレベーターで降りたらすぐのところにあり、無料で休憩できます。各部屋の椅子などに座れるので、疲れたらゆっくりしましょう。また眺めもいいです。
建物から見た景色。今では両脇に民家が建ってますが、昔は家もないので見晴らしが良かったみたい。
建物は長崎の職人が作ったのではなく、熊本の天草の職人が見よう見まねで西洋風に建てたそうです。地元のさるくの人が言うには「長崎の男はおぼっちゃまだから、昔はおぼっつ、て呼んでたとばってん」と教えてくれました。また建物に使われている石は天草から運んだものだそうです。梁を支える柱も石と木で出来ていてめずらしいそうです。
土地の境界線を示す石柱。
今回は、撮影ポイントの祈念坂を下りて行きます。晴れると見晴らしがいいのね。12時になると天主堂の鐘の音が鳴ります。途中、ロバートウォーカーさんの家があった場所が。ネームプレートと門だけが残されています。(家はグラバー園に)
祈念坂を下りると、大浦天主堂の前に出てきました。今日は日がよいのでしょう、天主堂で結婚式がありました。
大浦天主堂…日本の大工(熊本天草)が集められ手作りされた教会。完成当時は「フランス寺」と呼ばれていた。
…つづく